「サマータイムレンダ」は、2017年～2021年に少年ジャンプ+で連載された漫画です。
作者は田中靖規先生で、全13巻で完結しています。
和歌山県和歌山市の離島を舞台としたSFサスペンスで、累計閲覧数は1億5000万回以上、アニメ化もされています。
ここからは、サマータイムレンダのネタバレを考察を含めながら紹介していきます。 興味を持っていただけたら、コミックも見てみて下さいね♪
- サマータイムレンダ 前回までのあらすじ
- サマータイムレンダ #21
- サマータイムレンダ #22
- サマータイムレンダ #23
- サマータイムレンダ #24
- サマータイムレンダ #25
- サマータイムレンダ #26
- サマータイムレンダ #27
- サマータイムレンダ #28
- サマータイムレンダ #29
- サマータイムレンダ #30
- サマータイムレンダ #31
- 推しキャラにずっとそばにいて欲しい…
サマータイムレンダ 前回までのあらすじ
幼なじみの潮（うしお）が命を落とした原因を探るうちに、古くから島に伝わる「影（かげ）」が実在していたことを知った慎平（しんぺい）。
影は潮だけでなく、潮の妹の澪（みお）の命も狙っていました。
澪を守ろうとする中で影に命を奪われ、タイムリープを繰り返す慎平は、潮の影にも出会います！
潮の影（ウシオ）は、生前の潮そのもので、他の影のように殺意がありません。
南雲 竜之介（なぐも りゅうのすけ）と名乗るメガネの女性とともに影と戦うことになった慎平は、恐ろしい影の目的を知ることになるのでした…！
サマータイムレンダ #21
物語は7月22日、慎平と南雲 竜之介（なぐも りゅうのすけ）が、フェリーに乗っているところまでさかのぼります。
この日、南雲は編集者と約束があったのに、すっぽかして日都ヶ島（ひとがじま）に来ていました。
南雲はもともとこの島の出身でした。
南雲はいつも、誰かに話すかのように、現状を携帯のボイスレコーダーに吹き込んでいます。
14年ぶりに南雲が帰郷しようと思ったのには、訳がありました。
それは、携帯のボイスレコーダーに10代の女性から、24日の夏祭りにみんなが影に命を奪われると、とぎれとぎれに吹き込まれていたからでした。
南雲にとっては知らない女性の声でしたが、影ということとハイネの名前を聞いて興味を持ちます。
ボイスレコーダーにはその他にも、止められるのは網代 慎平（あじろ しんぺい）だけとも吹き込まれていました…。
声の主は潮だと思うよ！でも、これまでのループの中で、吹き込んだ様子はなかったよね？
サマータイムレンダ #22
神社の宮司である雁切（かりきり）は、潮の葬儀に顔を出した南雲を「ひづる」と呼びました。
親し気に話しかける雁切の影を踏んで、「影」でないことを確認する南雲。
14年前、中学生二年生だった南雲は、潮の父親、アランのレストラン「洋食コフネ」によく行っていました。
潮の母親は澪を産んですぐ亡くなったため、アランの仕事中、洋食コフネに来ていた、まだ3歳の潮と1歳の澪のことを南雲はよく覚えていました。
アランも南雲のことを覚えていて、久しぶりの再会を喜びます。
そんな中、澪からアランに電話が掛かってきて、南雲は網代 慎平がフェリーで会った男の子だと知るのでした…。
南雲の本名は「南方（みなみかた）ひづる」って言うんだよ！ひづるはペンネームとして南雲竜之介と名乗っているんだね！
サマータイムレンダ #23
アランに、潮が何者かに首を絞められたようだと聞かされた南雲は、棺を開けて確認します。
そこには確かに、逃れるために首をひっかいた「吉川線」がついていました。
潮の死因を溺死と判定したのは、島のただ一人の医師、菱形 青銅（ひしがた せいどう）です。
それと、死化粧をほどこした看護師の根来（ねごろ）が怪しいと南雲は考えました。
棺を開けられ騒然となった葬儀場から出ようとする南雲に、声を掛ける女性がいます。女性の名前は小早川 朝子（こばやかわ あさこ）。
潮が助けたしおりの母親であり、南雲の中学生の頃の友人でもありました。
潮が亡くなったことを哀しみ、友人の南雲の前で涙する朝子。
でも、南雲は朝子の影が踏まれるのを避けていることに気付いていました。
葬儀のときにはすでに小早川一家は影に乗っ取られていたんだね！友人が影に成り代わられていて南雲は悲しかったんじゃないかな…。
サマータイムレンダ #24
4回目の7月22日を繰り返す慎平は、影に気付かれないようこれまでと同じ言動をすることに徹していました。
そして、出棺を待つ慎平は、小早川夫婦の影がハエを避けていることに気がつきます！
慎平はさらに情報を集めるため、火葬場での昼食に来ている人たちに話を聞きました。
影のことはみんなが知っていましたが、迷信や怪談だと思っているようです。
雁切の話からは、江戸時代にはすでに影は島にいたことが分かりました。
また、菱形の話では、昭和初期に集団発生し多数の人に目撃されているそうです。
この時は、影が知人に成り代わっているという人を病院で診て精神疾患と判断したそうで、カルテが残っているということでした。
影は、今までどこに潜んでいたのかな？なんで急に儀式をするといって、人々を襲いだしたのかな！？
サマータイムレンダ #25
南雲がアレンに渡した紙に書かれていた暗号から、11桁の数字を導き出した慎平は、それを携帯番号だと確信し、さっそく掛けてみました。
でも、電話から聞こえてくるのは、しゃがれた男性の声でした。
男性はぶっきらぼうに、人に名前を聞くときは先に名前を名乗るもんだとと話します。
慎平が不審に思いながらも名乗ると、男性は根津 銀次郎（ねづ ぎんじろう）だと教えてくれました。
南雲とちょっとした知り合いだと言う根津は、慎平に葬儀場の前に来るよう伝えるのでした…。
根津の携帯は、南雲が渡したものだよ！根津は猟銃を持っているから、島の猟師なんじゃないかな？
サマータイムレンダ #26
火葬場のトイレに入ったアランのあとから、アランの影が入ってきます。
全てを想定していた南雲はアランの入った個室に故障中の紙を貼ると、隣のトイレに入ってわざと音を立てました。
アランの影が個室のドアを開けた瞬間、南雲は影を狙ってハンマーを振り下ろします！
アランの影は、物を言う暇もなく一撃で倒されました。
大きな音でビックリしたアランが個室から出ると、南雲の姿はすでになく、床に穴が開いているだけでした。
澪だけでなく、アランも狙われていたんだね！影は一家で成り代わるらしいから、潮は一家で狙われていたんじゃないかな。
一方、葬儀場の前に着いた慎平は、いきなり根津からの狙撃を受けます！
根津は、慎平が影じゃないか確かめるために、慎平の影を撃ったのです！！
そして、慎平が影でないことを確認すると、第四砲台跡まで来るよう伝えるのでした。
サマータイムレンダ #27
慎平が「南方ひづる」と「南雲竜之介」が同一人物だと知っていたことから、南雲は慎平がタイムリープしていることを見抜きました！
これまで誰にも話せなかった慎平は、涙を浮かべます。
南雲の著書「沼男」は、実際に南雲が中学生の頃にした体験が元になっていました。
南雲は14年前、影に家族の命を奪われていたのです！
そして、その時、南雲を助けてくれたのが根津でした。
根津は、過去に自分の影を倒していました。
そして、影は一度消せば、二度は生まれないと教えてくれるのでした。
慎平はこれまでのタイムリープで起きたことを南雲と根津に話したんだ！今度こそ、影を倒せるといいんだけど…。
サマータイムレンダ #28
慎平と南雲と根津は、7月22日18時過ぎに小早川マートの前に集まります。
髪一つに結わいた南雲は、しばらくボイスレコーダーを聞いていたかと思うと、小早川家に入っていきました。
その様子と過去の南雲の言動から、慎平は南雲は二重人格なのではないかと考えます。
根津はそれに対して、当たらずとも遠からずと答えました。
そして、小早川家で戦っている南雲を「竜之介」と呼びます。
竜之介について知りたいという慎平に、根津は答えてくれました。
竜之介は、14年前に亡くなったひづるの双子の弟です。
タカノス山で見つかった竜之介の遺体は、あちこち喰われた跡がありました。
獣の仕業のように思われましたが、竜之介の首に絞められた跡を見つけたひづるは〇人を疑います。
でも、検死の結果は「出血性ショック〇」で、ひづるの主張が通ることはありませんでした。
南雲はこの頃から影と戦っていたんだね！でも、倒せなくて東京に逃げたんじゃないかな。南雲の身体には竜之介の魂が宿っているのかな？
サマータイムレンダ #29
小早川家に入っていった南雲は母親と父親を倒し、シオリの影にも一撃を加えます！
でも、シオリの影は消えず、逆に南雲を押し倒しました！
南雲は自分が傷つくのも構わず、腹に映ったシオリの影に箸を突き刺します！！
敵わないと思ったシオリの影は、3階へと逃げていきました！
慎平から前回、シオリの影を取り逃がしていることを聞いた南雲には作戦があり…！？
1回目のときから、しおり一家は失踪したと言われていたけど、それは南雲に追われたからだったんだね！
サマータイムレンダ #30
南雲の予想通りに、シオリの影は3階にある子供部屋の窓から外へと逃げ出しました。
そこで待ち構えていた根津が、シオリの影に釘を打ち込みます！
でも、3本目の釘が外れたため、シオリの影は逃げてしまいました！
影は、3本の釘や杭で打ち付けられると身動きができなくなるよ！1本や2本ではダメなんだ。それを知っていた根津は、あらかじめ釘打ち機を用意していたんだね。
建物の陰に潜んでいた慎平は、逃げるシオリの影を捕まえます！
シオリの影は逃げようと慎平の手に嚙みつきましたが、追いついてきた根津に3本釘を刺されて動けなくなりました。
慎平たちはシオリの影を捕まえることに成功したよ！影は人間の方を捕まえられると、自分の影の中に潜れなくなるんだね！
サマータイムレンダ #31
潮の命を奪ったのはおまえかという問いかけに、シオリの影はそうだと答えました。
さらに慎平は、影の目的は何なのかと聞きます。
シオリの影は、この夏で終わりだから家族で帰るのだと答えました。
そして、心も身体も記憶も完全にコピーしたのだから、自分は小早川しおりなのだと続けます。
慎平は怒りのままにシオリの影を殴ろうとしましたが、見知ったその姿を前にこぶしを振り下ろすことができません。
代わりに南雲がハンマーで殴って、シオリの影は霧散しました。
そして、慎平は家に帰ります。
南雲と根津は、夜にやってくるミオの影にを倒すため、家の外で待機するのでした…。
慎平たちはようやくシオリの影を倒すことができたね！シオリの影が言っていた「帰る」は、何を意味しているのかな？？
サマータイムレンダ 4巻のネタバレはこちらから→
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