
『サマータイムレンダ』は、幼馴染の訃報を聞き、数年ぶりに故郷の和歌山市・日都ケ島に帰ってきた慎平が、不可思議な現象に巻き込まれていく、ひと夏の離島サスペンスです!こちらでは『サマータイムレンダ』13巻※最終巻※のあらすじをネタバレありで綴っています。
- 【サマータイムレンダ】前回までのあらすじ
- 【サマータイムレンダ #127】慎平は竜之介とウシオを探す
- 【サマータイムレンダ #128】ウシオはハイネの一部から生まれた
- 【サマータイムレンダ #129】シデの目的とは!?
- 【サマータイムレンダ #130】ヒルコを消せば現世へ戻れる
- 【サマータイムレンダ #131】シデの技『ヤマビコ』
- 【サマータイムレンダ #132】シデの本体は現世にいる!
- 【サマータイムレンダ #133】予知もループもない世界
- 【サマータイムレンダ #134】慎平・竜之介VSシデ
- 【サマータイムレンダ #135】竜之介が持つ2つの能力
- 【サマータイムレンダ #136】ループが勝敗の決め手に?
- 【サマータイムレンダ #137】慎平はトドメの一撃を放つ!
- 【サマータイムレンダ #138】ヒルコとともに300年前へ!
- 【サマータイムレンダ #139(最終話)】慎平は再び7月22日へ
- 【終わりに】
- 【サマータイムレンダ】の関連作品
【サマータイムレンダ】前回までのあらすじ
慎平たちはウシオとともに、ヒルコ洞の中から10周目のループを開始しました。
そして、ハイネの本体である『影』を消滅寸前まで追い込み、2体のシデを倒します!
でも、3体目のシデが現れ、故郷へと続く扉を開き…!?
【サマータイムレンダ #127】慎平は竜之介とウシオを探す
慎平が目覚めると、ウシオの姿がありませんでした。
周りの景色はどこか日都ヶ島に似ていまます。
でも、時間の流れが途切れてるのが見て取れました。
慎平は命を終わらせても、ループ出来ないだろうと感じます。
ウシオの名前を叫んでも、返事はありません。
でも、持っていたショットガンが消えていないことから、半径50m以内にウシオがいることが分かりました。
ウシオの気配から、ウシオが移動していることが分かります。
慎平は追いかけようとしましたが、足が痛くて立てません。
竜之介は慎平に、身体の制御を任せてくれてば痛みを引き受け、動けるようにできると伝えました。
本来なら人間である慎平は、この世界にきた時点から身体が崩れてしまいます。
今は、竜之介が身体の中から支えることで、肉体を維持していました。
竜之介に身体を任せ、慎平は初めて意識だけの存在になります。
それは不思議な感覚でしたが、慎平には普段からフカンして考える習慣があるため、すぐに慣れることができそうでした。
季節は夏で、セミの声が鳴り響いています。
ウシオを探す中で喉が渇いた竜之介は、木になっているミカンを食べたくなりました。
でも、慎平が『ヨモツヘグイ』だと教え、止めます!
『ヨモツヘグイ』とは、死者の国のものを食べることで、食べれば現世に戻れなくなるといわれています。
竜之介がハッとしてミカンを放り投げると、ミカンはナメクジの姿に変わりました。
もっと慎平と仲良くなりたいと思っていた竜之介は、敬語をやめて欲しいと頼みます。
でも慎平は、誰とでもすぐに仲良くなれるタイプではありません。
暫らく会話を繰り返しているところに、ハイネの手毬が現れて…!?
【サマータイムレンダ #128】ウシオはハイネの一部から生まれた
竜之介は、転がっていくハイネの手毬を追っていきました。
すると民家が立ち並んでいる場所につきます。
民家のひとつには『小早川商店』と書かれていました。
いつの間にか竜之介の周りに、たくさんの『影』が現れます!
でも『影』が襲ってくることはありませんでした。
手毬はさらに転がって行き、ウシオの気配も近づいてきます。
そして、慎平と竜之介はウシオを見つけました!
ウシオはうずくまり、頭を抱えています!
慎平が触れると、ウシオの影からハイネが出てきました!!
以前ひづるは、ウシオが14年前にハイネから千切れた右目で出来ていることを、竜之介に教えていました。
また、ウシオ自身もそれを知っていて、ハイネに戻ることを不安がっています。
ひづるは、ウシオの自我がなくなり、ハイネに変わってしまったら、ウシオを消すと決めていました。
竜之介はひづるに代わり、ウシオを消さなければと思います!
でも、ウシオはハイネを抑えて、自我を取り戻しました!
ウシオは、自身の中にいるハイネはお菓子が好きなただの女の子で、これまで〇そうとしてきたのはヒルコなのだと話します。
そして、ウシオは自身の一部からハイネを生み出して…!?
【サマータイムレンダ #129】シデの目的とは!?
ウシオと記憶を共有しているハイネは、皆を不幸にしてしまったことを謝りました。
竜之介はハイネのせいではないと応えます。
また、ハイネには、ヒルコの記憶の一部もありました。
ハイネは、ヒルコがこの場所を『常夜(とこよ)』と呼んでいたことをみんなに教えます。
常夜では、時間は進んでいきません。
そのため、竜之介も2秒先にズレていませんでした。
覚醒し、『観測者』となったウシオの目は、現世の時間と空間を自由に操ることができます。
でも、その力は、現世に戻ってこそ発揮されるものでした。
シデの目的は、ウシオの目を奪い、現世を終わらせることにあります!
突然強い光が放たれ、空襲警報が鳴り響き、砲弾が降り注いできました!
爆撃機の上には、シデが乗っていて…!?
【サマータイムレンダ #130】ヒルコを消せば現世へ戻れる
常夜はヒルコの記憶と繋がっています。
ヒルコはシデの肩で、空襲にあったときのことを思い出すのを嫌がっていました。
でもシデは、ヒルコに無理矢理思い出させています!
ヒルコを消滅させれば、現世へ戻ることができます!
ハイネは、自身の中にある空襲の記憶をたよりに、空から降ってくる砲弾を停止させました!
その砲弾を足場にして、ウシオはシデとヒルコがいる機体に迫り…!?
【サマータイムレンダ #131】シデの技『ヤマビコ』
ウシオがヒルコを完全に消滅させるのには数分かかります。
そのため、シデを先に倒す必要がありました。
シデの使う『ヤマビコ』は、相手の攻撃をそのまま相手に返すやまびこのような技です。
ウシオがシデの鎧を消そうとハッキングすれば、逆にウシオが消されてしてしまいます!
でもウシオには秘策がありました!!
上空にいるウシオの影は小さすぎて攻撃できません。
そこでシデは、機銃でウシオの身体を撃ちました!
機銃の弾は重くて速く、ウシオの髪では防ぎきれません。
ウシオが機体の上に降りたところで、シデはウシオの影を撃ちました!
常夜では亡くなることはありませんが、バラバラにされてしまえば回復までに時間がかかります。
シデはそのあいだに右目を奪っていくだろうとウシオは考えます。
ウシオは髪を刃に変えると、シデを切り裂きました!
でも鎧の中にシデの肉体はなく、ヤマビコが返ってきて…!?
【サマータイムレンダ #132】シデの本体は現世にいる!
ウシオの一撃は、ヒルコの中にあった空襲の記憶と、シデの鎧の一部を消し去りました!
でも、ヤマビコによって、ウシオの一部も消されてしまいます!
ウシオは、澪が集めてくれた潮の髪の毛で少し回復しましたが、全身の筋肉と神経は切れ、子どものような姿になってしまいました!
落下してきたウシオを慎平が受け止めます!
ウシオはシデに触れたことで、シデの本体は現世にいて、ヒルコの力を使って、ラジコンのように目の前のシデを動かしていることに気がつきました。
ウシオを追って、シデも降り立ちます!
ウシオは自身を『ハッキング弾』に変えて、ショットガンで撃つことでシデを消去しようと考えました。
でも、弾をハッキング弾に変えるのには2分程かかります。
そのあいだ、慎平の身体を使って、竜之介が戦うことにして…!?
【サマータイムレンダ #133】予知もループもない世界
シデが避けた弾は、ヒルコに当たりました!
それでもシデは構わず、突っ込んできます!
竜之介はシデの攻撃をかわしますが、シデはそのままウシオを攻撃しようとしました!
慎平は竜之介の武器を変えるよう、ウシオに指示します。
すると竜之介の武器がショットガンからスレッジハンマーに変わりました!
竜之介はハンマーで思いっきりシデを殴りつけます!!
シデはすぐに回復すると、2秒先を視る予知も、ループもできない現状を喜びました。
シデは弱っているヒルコに無理矢理銃を出させて…!?
【サマータイムレンダ #134】慎平・竜之介VSシデ
シデは左手がないため、引き金を引くことができませんでした。
その隙に、竜之介は背後にまわり、シデを攻撃します!
でも、ハンマーの攻撃が、ヤマビコにより戻ってきました!
竜之介が離れると、シデは右手のひとつを左手に変えて撃ってきます!
少しでも攻撃の手を緩めれば、シデはウシオを狙うため、竜之介は接近して攻撃し続けるしかありません!
それでもウシオを狙おうと伸ばしたシデの手を、竜之介はハンマーを投げて止め、空いた手でシデを殴りました!
慎平の右手は骨が砕け、ボロボロになってしまいます!
さらにシデは、前方にいると見せかけて銃弾に変身し、竜之介の背後にまわりました!
竜之介は耐性が悪い状態でシデの攻撃を避けたため、慎平は左手を失ってしまいます!
これだけの攻防をしても、まだ戦い始めてから5秒ほどしか経っていません!
竜之介の心が折れそうになる中、慎平は勝つ方法を考えていて…!?
【サマータイムレンダ #135】竜之介が持つ2つの能力
これまでに、シデは何度もトドメの一撃を繰り出していますが、竜之介はギリギリのところで全て避けていました!
なぜなら竜之介には、見たものを寸部違わずモノマネできる能力があるからです。
シデの動きをモノマネすることで、竜之介は攻撃を見切ってきたのでした。
そして、もう一つ、竜之介には他者の身体にとりつくという能力もあります。
慎平はそれを利用して、竜之介がシデの鎧にとりついて動きを止めたらどうかと考えました。
竜之介は、シデの攻撃をかいくぐり…!?
【サマータイムレンダ #136】ループが勝敗の決め手に?
竜之介はシデの鎧に乗り移り、動きを制御しようとします!
そのあいだに慎平は、ショットガンのある場所まで行こうとしました。
でも、これまで竜之介が抑えていた身体の痛みが一気に噴き出してきます!
ウシオに励まされて、慎平は歩みを進めました。
でも、竜之介が鎧からはがされて、縫い留められてしまいます!!
かつて、虎島での戦いで、ひづるが竜之介に鎧を乗っ取らせたことをシデは覚えていて、対策を考えていたのです!
一方で、慎平は虎島でのひづるとシデの戦いを見ておらず、ループしたことで竜之介の記憶からも失われていました。
ショットガンまではあと3歩ほどあります。
慎平の身体は常夜に耐えられず、崩壊をはじめて…!?
【サマータイムレンダ #137】慎平はトドメの一撃を放つ!
ハイネが弱り、出産できなくなったことにより、自身の命の終わりを悟ったシデは、世界を終わらせようと考えました。
シデは慎平にトドメを刺そうとします!
ウシオは少しでも慎平に近づこうとしますが、弾になっているため動くことができません。
でも、ショットガンが慎平の方へと飛んでいきました!
ハイネが、最期の力を使ってショットガンを動かしたのです!
慎平の右目はシデを捉えており、フカンしている今、体感時間は『影』と同じようになっています。
さらに、竜之介が身体を使用したことにより、神経回路も開かれていました。
慎平はシデの一撃を避けると、ショットガンを構えて…!?
【サマータイムレンダ #138】ヒルコとともに300年前へ!
ウシオのハッキングで、シデの鎧は消えました。
残されたヒルコは、這って逃げようとします。
ウシオは優しくヒルコを抱きしめると、消そうとしました。
その瞬間、ウシオたちはヒルコの記憶、300年前の現世へと移動します!
そこは日都ヶ島の浜辺で、クジラの姿をしたヒルコが打ち上がっていました。
ウシオたちが見ているあいだに波稲(はいね)がやってきます。
竜之介は波稲を止めようとしましたが、すり抜けてしまいました。
でも、慎平は波稲の腕に触れることができます!
姿は見えないものの、何者かに腕をつかまれる感覚に、波稲は驚き逃げていきました。
ウシオはヒルコが、クジラを消して欲しいと願っているのではないかと思います。
そこでウシオはクジラを消して…。
【サマータイムレンダ #139(最終話)】慎平は再び7月22日へ
7月22日。
慎平は2年ぶりに故郷の日都ヶ島に帰ってきました。
フェリーの中で、前の席に座っていた女性を、覆面作家の南雲竜之介だといい当てたことで、慎平は変な目で見られています。
自転車で迎えに来た澪を、慎平は受け止めようと構えます!
でも、自転車は何事もなく止まり、慎平と澪は不思議そうな顔をしました。
窓と朱鷺子も慎平を迎えにやってきます。
実家では両親が待っていましたが、慎平はまず『洋食コフネ』に向かいました。
何故なら、慎平は潮からの電話で、帰ってくることにしたからです。
東京へ行くとき喧嘩したまま別れてしまった潮と、もう二度と会えない気がして、慎平は帰ってきたのでした。
潮がコフネにいなかったので、慎平は海へ向かいます。
浜辺にいた潮は、泣きながら慎平に抱きつくと、もう二度と会えない夢を見たと話すのでした…。
【終わりに】
『サマータイムレンダ』こちらで最終話となります。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
最終話で、『夢を見た~』ということを書いていますが、決して夢オチではありません!
『影』の元凶であったクジラ(ヒルコ)が消えたことによって、慎平たちがこれまでとは別の世界線を生きることになったのだと、私は捉えています。
シデの目的や、ハイネ・ヒルコの最期、大人になった竜之介など、まだまだ書きたいことはたくさんありますが、それらは漫画で堪能していただければと思います。
また別の世界線で描かれる『サマータイムレンダ2026 未然事故物件』も面白かったので、興味のある方はぜひご覧ください。
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